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新たな目標

2021/05/18 10:00





 NECは5月12日、20年度通期(20年4月~21年3月)の決算と、2025年度までを期間とする「2025中期経営計画」を発表しました。

 20年度は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、多くの企業の業績に影響を与えました。NECはどうかというと、調整後純利益が前年度比542億円増の1654億円となり、2期連続で過去最高を更新。森田隆之社長兼CEOは、コロナ禍の「マイナス影響は抑制できた」と話しました。

 一方、中計では、25年度の目標売上高を20年度比3.2%増の3兆5000億円などと設定。国内のIT事業については、個別最適から全体最適に向けて変革を進める方針です。

 今回の中計は、森田社長が指揮を執る中で初めて取りまとめられました。今後の経営方針について、森田社長は「グローバルと日本で高い収益とキャッシュ創出力を実現する」と意気込みを語りました。(齋藤秀平)

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NEC 2025年度に売上高3兆5000億円 森田体制初の中期経営計画を発表 国内IT事業は個別最適から全体最適へ変革
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