2025年に「双方向番号ポータビリティ制度」が開始され、固定電話の電話番号を保持したまま他の固定電話サービス事業者に乗り換えられることができるようになった。この規制緩和により、クラウド側に電話回線を引き込むことで柔軟に通信環境を構築できるクラウドPBX(構内交換機)市場が盛り上がりを見せている。都築電気はクラウドPBXの「TCloud for Voice」を提供しており、幅広い企業への導入を進めている。
TCloud for Voiceは、NTTドコモビジネスが提供するIP電話サービス「Arcstar IP Voice(Universal One)クラウドプラン」と連携し、双方向番号ポータビリティ制度に対応、クラウドPBXに移行しても安定した通話品質を実現している。また、PHONE APPLIの提供するクラウド電話帳・社内コミュニケーションポータル「PHONE APPLI PEOPLE」を標準機能として搭載しているのも特徴となる。
双方向番号ポータビリティ制度の開始以降、TCloud for Voiceを利用する企業は増加傾向にある。さらなる利用拡大を目指して注力しているのが、パートナービジネスだ。パートナーがTCloud for Voiceの販売から構築、保守まで担うケースや、構築は都築電気が行い、パートナーは販売と導入コンサルをメインとするケースなど、複数のパートナー制度を設けている。杉浦担当副部長は「実際の現場に我々が同行するなど、パートナー様が販売しやすい環境にしていきたい」と抱負を述べる。
都築電気は、物流業向けのICTサービスを長年提供してきた強みとノウハウを生かして開発した、クラウド型動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」を展開する。
TCloud for SCMは、動態管理、配送予実管理、リアルタイムの交通情報、ナビゲーションといった配送業務を最適化するのに必要なさまざまな機能を搭載。専用の機器を車両に取り付けることなく、ドライバーが携帯するスマートフォンのみで手軽に利用できるのが特徴だ。1ライセンス月額1250円と安価なことも競合製品との差別化ポイントとなる。
4月から国内初のOBD(車載式故障診断装置)型デジタルタコグラフを活用したオプションを提供する。車速・エンジン回転・燃費など豊富で高精度な車両・走行データをリアルタイムにTCloud for SCMへ送信することで、走行データと作業データを掛け合わせた分析が可能となり、安全運転と業務効率化の向上を図る。