日本IBM(橋本孝之社長)は、データ分析によってビジネスの予測や最適化を図るBAO(ビジネス分析と最適化)事業の強化に取り組んでいる。5月25日、リスク管理など4分野をカバーするBAOのコア・ソリューションを策定したと発表した。

 日本IBMは、2009年からBAO事業を展開してきた。今回のコア・ソリューションは、「ユーザー企業の経営者目線でつくり、ビジネス・アナリティクスをより分かりやすくしたもの」(鴨居達哉執行役員)として、今後のBAO展開にあたっての主要な商材となる。

 コア・ソリューションは、財務管理、リスク管理、サプライチェーン管理、販売・マーケティングの4分野をカバーし、各分野で情報統合、可視化、分析、予測・最適化を実現する。ソフトウェアやサーバーなど、日本IBMが展開する他の製品との連携を強め、「当社の総力を結集したソリューションとして提供していく」(鴨居執行役員)という。

 IBMは、新興国にけん引されるかたちで、BAO市場が2015年までにグローバルで160億ドル規模に拡大するとみており、BAOを成長戦略の一つと位置づける。(ゼンフ ミシャ)

ビジネス・アナリティクス&オプティマイゼーションの鴨居達哉執行役員