日立情報システムズ(原巖社長)は、オープンソースソフトウェア(OSS)のプロダクトライフサイクル管理(PLM)パッケージ「Aras Innovator」を活用した導入ソリューションの提供を開始した。2015年度末までに累計10億円の売り上げを目指す。

 PLMは、製品企画・開発からアフターサービスまでの製品情報、業務プロセスを一元管理することにより、リソース、コストなど、製品ライフサイクル全体の管理を実現する手法。製品ライフサイクルの短期化や嗜好の多様化、コンプライアンス要件の増加、製品市場投入までの期間短縮など、高度化する製品開発への要望に対応する目的で、PLMパッケージのニーズが高まっている。「Aras Innovator」は、米アラスが開発・提供しているOSSで、世界で200社以上のユーザーが利用している製造業向けのPLMパッケージだ。

 日立情報の提供するPLM導入ソリューションは、短期間・低コストでの導入を実現。必要とする機能はGUIベースで短期間に設定、カスタマイズできる。また、OSSを活用することで、特定のCAD、PDMシステムに依存せずデータ連携を行うことができる。SAPなどのERP(基幹業務)システムとのデータ連携もでき、コストの削減に寄与する。

 ユーザー企業は、有償のサブスクリプション契約を結ぶことで、付加機能の提供、電話・メールでの問い合わせサービス、各種パッチの提供などの保守・サポートを受けることができる。(鍋島蓉子)