東芝ソリューション(河井信三社長)は、ユニバーサルロボット(岩田英三郎代表取締役)のスマートフォンで動作する手首静脈認証ソフトウェアと、同社が開発したオープンなネットワーク上で安全な生体認証を実現する技術を組み合わせたオンライン生体認証ソリューションを開発した。この同ソリューションによって、スマートフォン上で手首静脈認証を行うだけで、ネットワークを介したサービスで利用者を認証することができる。

 インターネットなどのオープンなネットワーク上で安全な生体認証ができる東芝ソリューションの技術は、国際標準ISO/IEC 24761「生体認証のための認証コンテキストACBio(Authentication Context for Biometrics:エーシーバイオ)」として、2009年5月に規格化された。一方、ユニバーサルロボットの静脈認証ソフトウェアは、自然光を利用した独自の手首静脈検出アルゴリズムを搭載し、スマートフォンの標準カメラを用いた静脈認証を実現している。

 今回、ユニバーサルロボットの静脈認証ソフトウェアと「ACBio」を組み合わせたオンライン生体認証ソリューションによって、スマートフォンを使って、いつでもどこでもネットバンキングやATMなどの決済認証から国民IDなどの政府系ID認証までを安全に認証することができる。

 東芝ソリューションは、同ソリューションを搭載したスマートフォンの、個人の生体認証デバイスとしての可能性を追求し、12年度上半期中に「ACBio」準拠のオンライン生体認証ソリューションを国内外のユーザー企業に提案する。