NEC(遠藤信博社長)は、山梨大学(前田秀一郎学長)の情報システム基盤をクラウド環境へ移行した。また、PC教室やフリースペースの端末をシンクライアントシステムによって刷新し、両システムが9月に稼動を開始した。

 山梨大学は、これまで甲府キャンパスと医学部キャンパスで、別々に基幹サーバーを設置・運用していた。今回、これらのサーバーを統合・仮想化し、データセンター(DC)へ移行、プライベートクラウド型で利用することによって、サーバー台数を70%削減するとともに、24時間365日のサービス継続を実現した。

 また、学生・教職員ともに全学規模でメールシステムをパブリッククラウドサービスに移行し、運用コストの削減とサービスレベルの向上を実現。あわせて学内のPC教室とフリースペースの端末をネットブート型シンクライアントシステムで刷新し、端末環境のセキュリティと運用性の向上を図った。

 これらをNECの認証技術を用いて統合することによって、約7000人の学生・教職員は、学内のサービスを一つのIDで利用できるようになった。山梨大学は、この情報システム基盤の刷新によって、従来のシステムから、構築・運用コストを約10%削減している。