京セラコミュニケーションシステム(KCCS、佐々木節夫社長)と京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI、辻上友祥社長)は、4月23日、慶應義塾大学医学部が4月から行う電子教科書の配信実験に、両社が開発・販売する電子書籍配信サービス「BookLooper」を提供すると発表した。

 医学部の学生は、ページ数が多く、図表を用いた説明が多い医学系書籍を持ち歩かなければならず、学生・教職員から書籍の電子化やITを活用したより効率的な学習への要望があった。

 慶應義塾大学医学部では、医学系学術出版の医学書院、南江堂、医歯薬出版の協力を得て、4月から医学部の2年生全員と教職員の約140人にiPadを配布し、まずは半年間(一部は1年)、電子教科書を授業や自宅などで利用。そのなかで学習・研究に適した電子出版物の利用モデル、商品モデルの開発に必要な基礎データを収集する。

 学生は、「BookLooper」を使ってiPadにダウンロードした電子教科書を学習に利用したり、慶應義塾大学のメディアセンターが提供する学術書や学術雑誌などをiPadで閲覧したりすることができる。