インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)と日本マイクロソフト(樋口泰行社長)が、クラウド事業で協業した。それぞれのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」と「Microsoft Azure」を連携させ、マルチクラウドサービスを提供する。

7月10日、東京・品川で開いた記者会見で握手する日本マイクロソフトの樋口泰行社長(左)とIIJの勝栄二郎社長

 IIJは、7月10日、協業の第一弾として、IIJのバックボーン設備と「Azure」のデータセンター(DC)を安全性の高い専用線で相互接続する閉域網接続サービス「ExpressRoute」を発売した。「ExpressRoute」は米マイクロソフトが今年5月に発表したもので、各国で主にパートナーを通じて提供する。日本では、IIJが初のパートナーになる。

 IIJは、東京2か所と大阪2か所に閉域接続ができるゲートウェイを設置し、接続回線は国内の主要な通信キャリアに対応。ユーザー企業は、「IIJ GIO」と「Azure」にマルチキャリアで閉域接続し、両方のサービスを柔軟に利用することができる。IIJは、事業継続計画(BCP)対策としての活用などを訴求し、日本マイクロソフトと共同で提案活動に取り組む。

 両社は、今後3年間で200社への納入を目指す。売上目標については明らかにしていない。IIJの勝栄二郎社長は、「日本マイクロソフト以外のクラウドベンダーとも同じようなかたちの協業は可能だが、今のところ、そういう(商談を進めている)段階ではない」としている。(ゼンフ ミシャ)