ニュース

NEC、東南アジアと米国を結ぶ光海底ケーブルの建設請負契約を締結

2014/08/29 18:50

 NEC(遠藤信博社長)は、8月29日、東南アジアと米国本土を結ぶ大容量光海底ケーブル「SEA-US(Southeast Asia-United States」の建設請負契約を締結したと発表した。ケーブルは、2016年に稼働を開始する。

 現在、東南アジアと米国を結ぶ国際通信の多くは日本を経由しているが、近年の東南アジア経済の成長に伴って、米国との通信容量が急増。両地域を直接結ぶ新たな大容量光海底ケーブルの新設が求められている。

 「SEA-US」は、フィリピン・インドネシアからグアム・ハワイを経由して米国本土に至る総延長約1万5000kmの光海底ケーブルで、両地域間の通信需要の増加に対応するために建設するもの。毎秒100Gbpsの光波長多重方式に対応し、最大容量毎秒20Tbpsで伝送する。

 NECは、東南アジア・米国のグローバル通信事業者7社からなる「SEA-US」コンソーシアムとの間で建設契約を締結。海底ケーブルシステム事業で、約30年間にわたって、約20万kmを超える敷設実績を積み上げてきたことが評価された。(上海支局 真鍋武)
  • 1

関連記事

リコー中国、4~6月の売上高が前年度比20%増、「オフィスコンサルティング戦略」の成果

JBCN、2014年度上期業績は利益が90%増、ストックビジネスの強化が奏功

WNA上海、2014年末にタイに現地法人を設立へ、日系製造業のITサポート事業を展開

PFU上海計算機、ECMを軸に中国現地ビジネスを拡大、パートナーとの連携も

テラバイト、上海法人が初の単年度黒字の見通し、非線形CAEで成長

外部リンク

NEC=http://jpn.nec.com/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>