ニュース

NetEvents、米デルがオープンネットワーキング時代での優位性を強調

2016/05/27 19:11

【シンガポール発】クラウドサービスプロバイダやIT関連メーカー、関連団体などが集まって、ネットワークの現状や可能性を議論するイベント「NetEvents APAC Press & Analyst Summit」の2日目、米デル・ネットワーキング部門のジョナサン・セックラー・プロダクトマーケティング・ディレクターが基調講演した。


 SDN(Software-Defined Networking)によってネットワークをソフトウェアで動的に制御するなど、ネットワーク機器のオープン化が進むなか、デルはハードウェアの強化に取り組んでいる。しかも、これまでハードウェアの「標準化」をテーマに製品を開発してきた。

 セックラー・ディレクターは、「オープンネットワーキング時代だからこそ、当社の製品に優位性がある」と強調。基調講演には、デル製品のユーザー企業でありパートナー企業であるシンガポールのクラウドサービスプロバイダ、ST Telemedia Connectのデビット・ロビンソンCTOを招いてアピールした。

米デルのジョナサン・セックラー・ディレクター

ST Telemedia Connectのデビット・ロビンソンCTO(写真右)と語り合う場面も

 加えて、他社と比べてハードウェアのラインアップが充実している。セックラー・ディレクターは、「ソフトウェアメーカーやクラウドサービスプロバイダなど、さまざまなベンダーとパートナーシップを組んで、オープンな世界を浸透させていきたい」との考えを示している。

 またデルは、EMCの買収によるストレージ製品の充実など、ITインフラ部分となるハードウェアを強化してきている。これは、ネットワークビジネスの拡大にも効果を発揮しそうだ。(佐相彰彦)
  • 1

関連記事

「NetEvents」がシンガポールで開幕、「コネクティビティ」によるビジネスモデル変革をアピール

「NetEvents 2014 APAC Press & SP Summit」がタイで開幕、オープンクラウド環境の整備を訴える

「NetEvents 2013 APAC Press Summit」がタイで開幕、基調講演でONFがSDNをアピール

NWイベント「NetEvents」開幕、HPがクラウド時代の主導権をアピール

NW祭典「NetEvents」がシンガポールで開催、新興国開拓の可能性をアピール

外部リンク

NetEvents=http://www.netevents.org/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>