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IoTマーケティング クラウド/SaaS商材の拡充に注力 マネージドサービスを新規立ち上げ

2024/12/06 09:00

週刊BCN 2024年12月02日vol.2039掲載

 大阪府吹田市に本社を構えるIoTマーケティングは、クラウドサービスやSaaS、中古PC、周辺機器などを販売している。クラウド/SaaSでは、オフィスソフトやビジネスチャットに加えて、2024年5月からセキュリティーのマネージドサービスを新しくスタートした。「Windows 10」のサポート終了に伴うIT機器の更改や、学校向けの「NEXT GIGA」の需要が顕在化しており、ハードウェアとソフトウェア、サービスでビジネスを伸ばしていく。
(取材・文/安藤章司)

セキュリティー商材を新たに追加

――どのような事業を手掛けているのか。

 07年に創業したときはPCなどのハードの販売がメインだったが、16年に日本PCサービス傘下に加わり、私が社長に着任した20年からクラウド/SaaS事業を本格的に立ち上げた。今は中古PCなどのハード販売と、クラウド/SaaSの二つが大きな事業の柱となっている。

――クラウド/SaaS事業の主な商材は何か。

 オフィスソフトの「Microsoft 365」や「Google Workspace」、ローコード開発の「kintone」、ビジネスチャットの「LINE WORKS」、セキュリティーサービスは24年5月から新しく「Acronis Cyber Protect Cloud」の取り扱いを始めた。

 これまでもセキュリティーソフトは取り扱っていたが、対策とバックアップがそれぞれ分かれているなど使い勝手に課題があった。Acronis Cyber Protect Cloudは外部の脅威に対する防御、実際に不正侵入された際の検知と対応、そしてバックアップ先からのシステム復旧まで単一プラットフォームで行える点に魅力を感じた。
この記事の続き >>
  • Windows 10更改商談が活発化
  • B2B2B形態のビジネスを拡充へ

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外部リンク

IoTマーケティング=https://iotmarketing.jp/