駄菓子屋に置いてあったインべーダゲームのようなテーブル型の形状でモニタに触れることでアプリケーションを操作します。開発したのはマイクロソフト。日本では商品化されていないものの、米国ではホテルなどで「Surface」が導入され始め、ジワジワ浸透しつつあります。

　この新感覚コンピュータに眼を着けた国内ベンダーがいます。意外にも、それは主要商圏ではなく地方都市。北海道札幌市でした。

　札幌市は、住民サービス向上の一環として公共施設で利用価値があるとみました。地場のITベンダーやNPOなどが集まって「Surface研究会」を組織し、使い勝手やビジネスの在りかを模索しています。

　企業が結集し、日本ではいずれ商品化されるであろう新コンピュータをビジネスに結び付けようと、地方が虎視眈々と動いています。

（木村剛士）

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札幌市のITベンダーら「Surface」を民間レベルで事業化へ