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新生FJMの隠れたターゲット

2010/09/10 15:26

 富士通グループの大手システムインテグレータ、富士通ビジネスシステム(FJB)が、10月1日から「株式会社富士通マーケティング(FJM)」として新たなスタートを切ります。

 FJMは、富士通グループの中堅企業向けビジネスの中心的役割を果たすことがミッション。富士通と連携しながら、富士通のパートナーも束ねて“富士通陣営”を形成し、中堅企業市場を攻略します。

 10月1日に向けて、目下の状況をうかがうために、8月下旬、古川章社長に会いに行きました。

 新会社設立に対するパートナーの反発、その打開策、新組織の大枠などがインタビューの中心でしたが、話は中堅企業以外のビジネスにも及びました。その一つが中国です。

 古川社長によれば、FJBの総顧客数は4万社。そのうち中国に進出している企業は約1400社です。就任直後にそれを知り、数の多さにびっくりしたそうです。

 中堅企業でも、当たり前に中国へ進出する時代。そこにはITが必ず必要です。ITベンダーにはチャンスがあります。国内市場に飽和感が漂ういま、「中国」はもはや避けられないキーワード。決して大手企業だけの市場ではありません。(木村剛士)

【記事はこちら】
富士通ビジネスシステム 10月1日から新体制スタート 古川章社長に聞く
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.9.10」より
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