IT業界団体の情報サービス産業協会(JISA)の浜口友一会長は、新春賀詞交歓会の挨拶で、「スマートシティ」に言及しました。環境技術に強い日本が、スマートシティで海外に進出するために必要な要素を話したのです。
スマートシティ、スマートコミュニティ、そしてスマートグリッド。読者の方々も、このところ「スマート○×」という言葉を聞く機会が増えたと思います。
なかでも、電力の流れを供給側・需要側から制御し、最適化する送電網を指すスマートグリッドは、今後着実に存在感を増し、ITサービス事業者が活躍する場面が想定されます。だからこそ、浜口会長は言及したのです。
博報堂が昨年12月に公表した調査資料によれば、日本の消費者にスマートグリッドを説明したうえで、その魅力の度合いをたずねたところ、「魅力的」とした回答が全体の約8割にも達しました。
スマートグリッドを中心とした「スマート○×」をビジネスチャンスとして捉える時代が来ました。(木村剛士)
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JISA浜口友一会長、3年ぶりにプラス成長に転じる見通し示すメールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.1.14」より