これまでのBCP(事業継続計画)は通用しない……。BCPについては、大企業の6割ほどが必要性を認識し、導入した、もしく導入を検討しているという調査結果があります。
しかし、東日本大震災は被害地域が極めて広く、また地震だけでなく、津波による原子力発電所の事故、それによる計画停電など、影響は連鎖して広がっていきました。すでにBCPを導入していた企業でも、想定していた範囲を超える震災によって、さまざまな事象が起きています。
例えば、BCPのガイドラインに従って、システムの本番機とバックアップ機を60Km離して設置していたにもかかわらず、計画停電で両方とも同じグループになってしまった、という企業がありました。
三和コムテックと日本アイ・ビー・エムが、東日本大震災をテーマにセミナーを開催し、今後のBCPについて語りました。(鍋島蓉子)
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三和コムテックと日本IBM、災害対策セミナーを開催、「従来のBCPのシナリオは通用しない」メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.5.19」より