今日のひとことWeb版

自転車シェアサービスに救われる

2016/11/25 15:26

 いろいろな事情があって、上海で引っ越しを考えています。しかし、マンションの賃料が非常に高騰しているため、今と同じ予算でよりよい物件を見つけることは困難。立地や部屋の快適さなど、住むうえで何を重視するのかを選択しなければなりません。

 いまのところは、立地の優先度を下げて部屋を探す予定。現在の住まいは駅徒歩3分程度の好立地にあるのですが、今度は10分以上かかっても構いません。なぜなら、便利な自転車のシェアリングサービスがあるからです。

 今年の中国は、ITを活用した自転車シェアリングサービスが急速に発達した1年でした。主要サービスの摩拜単車(mobike)と共享単車(Ofo)は、30分0.5元(約8円)からの格安で利用でき、公共の駐車エリアであればどこでも乗り捨ててよいなど、利便性が高いことからユーザーが急増。私も、会社から昼ご飯を食べに出かけるときなど、頻繁に利用しています。

 引っ越し後は、徒歩はせずに、これを家から駅までの移動に使おうという魂胆。仮に年間で往復300回利用するとしても、費用は300元。新たに自転車を購入するより安く済ませられます。この程度の負担でいまよりも快適な部屋に住めるなら万々歳です。(上海支局 真鍋武)

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メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.11.25」より
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