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MS×SBB、SMB市場でタッグ

2010/09/17 15:26

 マイクロソフト(MS)とソフトバンクBB(SBB)がSMB市場の開拓で手を組みました。

 MSの年間利用料金制のライセンス「OVS」をSBBが本格的に拡販する意向を示し、それにMSが賛同。両社で拡販費用を捻り出し、共同でSBB傘下のパートナーに向けて提案活動を始めました。

 「OVS」は期間限定のソフトライセンス形式の一つで、Officeなどのソフトが対象です。パッケージソフトの購入に比べ、初期費用が安く済むというメリットがあります。

 ただ、売り手にしてみれば、目先の売り上げが小さく、乗り気でない販社が多いのも事実です。「OVS」の実質的なスタートは5年ほど前。以降、名前を変えながら今日に至っていますが、知名度不足は明らかで、それはMS関係者も認めています。

 そんななかで、今回、ソフト流通の最大手が拡販に興味を示したということには、大きな意味があります。パッケージやプリインストールPCの販売ではなく、サブスクリプション型のライセンスにビジネスチャンスを感じている表れのように思うのです。ソフトの流通形態が変わろうしています。(木村剛士)

【記事はこちら】
マイクロソフトとソフトバンクBB SMB市場深耕でタッグ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.9.17」より
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