今日のひとことWeb版

会ったからこそ拾える本音

2011/09/02 15:26

 羽田から飛行機で約1時間半、さらにクルマで約1時間半走って、鹿児島県にある中堅病院の電子カルテシステムの導入事例を取材してきました。

 待ち時間を除いても往復約6時間の日帰り取材。正直に言えば、かなりの遠方で、効率的な取材とはいえませんが、地方の実態を知る貴重な意見を生で聞くことができ、十分に価値のある時間でした。

 地方には地方の事情がある――。その土地に行き、その土地の人と直接会って話し、お互いに感情を感じ取ることができるからこそ言葉の重みがみえ、相手は本音で話してくれます。

 電話やメール、ウェブ会議にはない対面取材の醍醐味と重要性。数字では表すことができないその価値を、改めて感じた一日でした。

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、この夏、20都市を巡るパートナー向けイベントを開催しています。パートナーの声を拾い上げる活動です。決して効率的なマーケティングではないと思いますが、日本HPはそれを承知で、全国の販社の声を、実際に対面して吸い上げることに価値を見出したのでしょう。それでしか得られない貴重な情報を獲得しているはずです。(木村剛士)

【記事はこちら】
日本HP 地方のパートナー開拓に注力 全国20都市を行脚して獲得に動く
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.9.2」より
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