Special Issue

<座談会>デジタルKVMのさらなる普及へ 大手3社が市場と施策を語る

2010/04/30 19:56

ラリタン・ジャパン
プロダクトマーケティング
マネージャー
井上洋紀氏
 井上(ラリタン) クラウド・サービスを提供する側にとって、IT運用で不可欠な要素は、使用電力を適切に配分して利用効率を高めるということです。そのためにはラックの電力データを集約して、有用な情報に変換して管理することが必要であると考えています。当社には、シンプルで効率的な電力管理ソリューションとして「Power IQ」があります。この製品をさらにアピールしていくことがクラウド化で求められている電力削減のポイントになってきます。

 瀧澤(アボセント) 的確にシステムを管理するために、お客様はさらなる「見える化」を求める。現段階でもニーズは高まっていますし、今後もKVMを求めるようになると考えています。

 ──最後に、パートナー企業へのメッセージをお願いします。

 荒野(ラリタン)
 販売パートナー様のビジネスにつながるよう、引き続き高機能・高品質の製品で統合的な管理を訴求していきます。またアライアンスパートナーとして、ネットワンシステムズ様がテクニカルセンターで当社のKVMやPDUを導入してくださっており、さまざまな製品との親和性を実現しています。このようなパートナーシップで、さらに付加価値の高いソリューションを提供していきます。

 瀧澤(アボセント) 販売パートナー様のご協力をいただきながら、地位確立に向けて新しい価値を提供していきます。また、マーケットに露出するという点では、マイクロソフト様のOTC(大手町テクノロジーセンター)にソリューションを提供し、お客様がリモートアクセスを体験できる環境をつくるなどの展開も行っています。このようなソリューションを提供しているSIer様などのビジネスにつなげる。アライアンスパートナーと共同で、販売パートナー様の支援に取り組みます。

 辻(ATEN) 販売パートナー様とともに、お客様の満足度を高めたいと考えています。また、国内ソフト開発ベンダー様とはアライアンスを進めており、開発パートナー様のソフトと組み合わせることで、設備全体の「見える化」を実現するソリューションの創造など、お客様が求める展開を図っていきます。

 ──ありがとうございました。これからも活躍を期待しています。

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外部リンク

ATENジャパン=http://www.atenjapan.jp/

アボセントジャパン=http://www.avocent-asia.com/jp/

ラリタン・ジャパン=http://www.raritan.co.jp/