NEC(遠藤信博社長)は、ギリシャ共和国の外務省に、ビザ情報システムの中核である自動指紋照合システムを、現地SIerを通じて納入した。4月に稼動を開始する予定。

 NECは、照合サーバーや指紋読取ソフトウェアを納入。指紋データを蓄積する照合サーバーはアテネのデータセンターに設置し、冗長化することでデータの安全性を保持。自動指紋照合システムは、99.9%以上の照合精度をもつ。

 新システムの導入に伴い、世界136か国のギリシャ大使館・領事館に、計190の指紋登録端末を設置。ビザ申請の際の指紋情報の採取・登録や、入国の際の指紋による照合が実施されることになる。

 また、NECヨーロッパは、今回のプロジェクトを含む欧州全域でのパブリックセーフティ事業の体制を強化するために、「コンピテンスセンター」を設置した。センターは、国民IDシステムや出入国管理システムに活用される生体認証技術のノウハウを蓄積し、欧州各国でのビジネス推進をサポートしていく。(信澤健太)